甲子園競輪場(兵庫県)
1951(昭26)年〜2002(平14)年

審議結果に観客の一部が暴徒化した鳴尾事件以降
鳴尾競輪場から甲子園競輪場に改称され
1951(昭26)年:第一回
甲子園競輪が開催された



<昭和26年・兵庫県主催・連勝式勝者投票券>


1955(昭30)年:
競輪場のバンクを使ってオートレースも開催した

1964(昭39)年:500mバンクから周長
400mバンクに改修する

甲子園駅から徒歩10分程度の距離であり
駅から歩いて向かう人も多かったが
開催日には甲子園駅から阪神電鉄バスによる
無料送迎バスを運行
また
夕方には阪神電鉄が甲子園駅に野球開催日以外であっても
特急を臨時停車(当時の特急は夜間のみ停車)させて
利用客の便宜を図っていた

元々周囲が田圃だらけの地(鳴尾村)で開設された競輪であったが
競輪場周辺まで宅地化の波が押し寄せ
住宅が密集したことから
周辺住民との軋轢がたびたび起こるようになった
また
レジャーの多様化による
観客の減少
2002(平14)年:
競輪事務組合は赤字を理由に甲子園競輪場廃止する

跡地は複数の不動産会社に売却された後
大規模分譲マンションや分譲戸建が建設され現在に至る



兵庫県西宮市南甲子園